#不毛なやり取り
#アッシー君ですよ
#友達の力
#あ~、駐車場
#娘の進路
#2はWBC優勝
あれはたしか…、息子の卒業式の日だったと思います。
嫁から「お父さんにちょっと相談があるけど…」 注意点①
過去の経験からすれば「この振られ方であまり良い思い出はございませんでした。💦」
もちろん、私の勘は的中で…
嫁「次の休みの時、心和(娘のみお)と友達と一緒に大阪の心斎橋へ連れてってくれへん?」
私「何しに行くん?」
嫁「友達と一緒に子供だけで買い物したり、遊んだりしたいらしいけど…」
私「田舎のパビシ(パビリオン)へ自転車で行くのと違うで! 大丈夫?」
嫁「もう、中学3年生やで」
私「いやいや、ノーガード状態では無理やわ…」
な~~んてやり取りがありました。
賢明な皆さんはお気付きだと思いますが、このやり取りは注意点①の段階ですでに
勝負は決まっていて、行く、行かないではなく最後の微調整をさせられているだけの事。
全くもって、不毛なやり取りをさせられているだけですね。(涙)
というわけで、3月26日(日)、早朝6時に起きて大阪行きの準備、
前の日からの雨もドンドンひどくなっている中、大阪へ出掛けることにしました。
いつものアッシー君なら、嫁と娘を載せて二人の会話に介入せず黙々と運転するのですが、
今回は娘の一番仲の良い友達と一緒なので、いつもはおとなしめの娘のテンションも
爆上がりしているようです。
また、嫁も娘も私に少し無理を言ったことを自覚しているのか
いつもにはない気遣いが感じられます。
自分も子供の頃は同じだったと思いますが
友達の力はとても大きいと運転をしながら様子を感じていました。
私が娘の話に介入すると嫌がるので聞くだけでしたが、
なかなか、父親にとっては興味深い話題に満ち溢れていました。
●なぜか、学校の先生方の移動に盛り上がり
●様々な先生方の特徴・個性へのダメ出し
●来年の受験に関する話題
●今日のこの後の買物やアトラクションのこと(テンションマックス⤴⤴⤴)
私も家内も前からすごく気になっているのは、来年の進学についてです。
本人は前から将来、自分がやりたい専門学校へ行きたいと言ってましたが、
最近は友達の影響もあり、近くの高校へ行きたいとも話しているようです。
ですので、来年の進学の話をしている時には、
もう耳がダンボ(古い例えですみません💦)のようになっていました。
普段、聞けない話を聞きながら無事に大阪へ到着しました。
大阪へ車で行って嫌な事は、高速を降りてから道が分からない事ですね。
今回も高速を降りて、目的地に一番近い駐車場を探すのに一苦労!
車を預け、駐車場を出て初めて嫁が…
「あれっ、前の時の駐車場と違う…」と、いやな雰囲気の一言。
「どうした?」と聞くと、
「お父さん大丈夫、少し遠いけど歩いて行けるから」とのこと。
しかし、私の心中は
「いやいや、なにを言うてはりますの、それでなくても歩くのいややのに、
雨の中を多めに歩くんかいな?ほんまきばって欲しいわ!」
(もちろん心の中の声ですが)
結局、2kmほど遠い駐車場から、傘をさして目的地まで歩くことになりました。
娘と友達はよほど嬉しいのか手をつなぎ、仲良く早い足取りで、
一方、私と嫁は付いて行くのに一苦労。
しばらくアーケードを歩き、程よい所で娘たちと別れました。
嫁にあの子らはどこへ行きたいのか聞くと…
「心斎橋のドンキの観覧車に乗りたいらしいけど」
「ふーん、やっぱり子供やな…」
と、こんな話をしながら私たちは明確な目的もなく、雨の中を歩き続けました。
タリーズのコーヒーショップで時間を過ごし、
中学になる息子のリュックなどを探すことにしました。
徒歩で移動中、心斎橋を通る時、娘たちの目的のドンキが見えたのですが…、
肝心の観覧車が廻っていないことに気付き、
「もしや…」と一抹の不安が頭をよぎりました。
私の心中は「多分、今日は長丁場。何時に帰れるかなぁ…」
なんてことを考えていましたが、
以外にも事態は急変し、
なんと予想より、かなり早い時間に娘たちが駐車場に帰って来ているとLINEが来ました。
もちろんその時、私は心の中で「力強くガッツポーズ!」
すぐに急ぎ足で駐車場へひたすら歩き始めました。
やはり不安通り、観覧車は雨のために動かず、乗れなかったので早く帰ってきたとのこと。
少し、可哀そうでしたがまた次の機会もあるからと話しておきました。
お陰でこの日は自宅に夕方5時前に到着、家でゆっくりくつろぐ時間もありました。
1週間後、4月2日。
前の週の大阪からの帰り、高速を運転中、急に和歌山インターで降りて欲しいと言われ、
時間的な事もあり行けなかったので、再度同じメンバーで和歌山市へ行って、
ショッピングと和歌山城の花見に行こうとなりました。
幸いにこの日は快晴で、思い切り春を感じられる天気に恵まれました。
まずはアニメショップで買物をしたいと言うので駅前へまず立ち寄り、
娘たち二人はショッピングへ、私と嫁はコーヒーショップで一休み。
買物を終えて和歌山城へ行く前におトイレタイム。
偶然、その時に娘と嫁がトイレに行ったので「最大のチャンス到来!」と思い、
友達のみさきちゃんに娘の進学の事について…
私「みさきちゃん、心和(みお)は進学どうするって言ってる?」
みさきちゃん「この前まで専門学校って言ってたけど、
最近は今から勉強頑張って近くの高校へ行きたいって言ってた」
私(少し身を乗り出し気味で…)「えっ、それってほんまに?」
みさきちゃん「うん、ほんまにそう言ってた。」
私「みさきちゃん、知っていると思うけど
あの子は一人でなかなか頑張れへんから、助けてやって貰える?」
みさきちゃん「はい、任せておいてください!」
この短い会話は今の私にとっては何よりも有り難い事で、
もちろんこの先、結果も含めてどうなるか分かりませんが、
友達を通じて娘の心境を知ることが出来て、またその方向性も含めてとても嬉しい瞬間でした。
この後、再度、娘たちとは別行動で和歌山城へ桜を見学に行く事にしました。
歩きながら嫁に先ほどのみさきちゃんとの会話の事を話すと、
嫁もやはり、同じ心境だったようで目を輝かせながら、とても嬉しそうにしていました。
多分、私も家内もこの日の桜がいつもよりキレイに見えたのはこの心境から来たものでしょう。
こうして、まさかの2週連続の娘たちと春の休日を過ごすことになりました。
毎年、春は始まりと終わり、出会いと別れの季節、嬉しさと寂しさ・悲しみが交差する時です。
私にとって今年の春はこれまでずっと一緒に仕事を共にしてきた信頼できる仲間が、
一度に数名も移動することになり、かなり、落ち込んでいました。
数字で言えば「2対8」で辛いことの方が圧倒的に多くなっていましたが、
この娘の話を聞いて…
今年の春は最終回の逆転で「6対4」で嬉しいことが多くなった春やなぁ、と
一人ほくそ笑みながら帰路に着きました。
今回も長くなってしまいましたが
最後までお読みいただきありがとうございました。
親バカな内容ですがきっと子育てされている方には共感頂けると思います。
皆様方からのご感想もお願いいたしますね。