午前7時30分、いつものように店のシャッターを開ける。
この瞬間、毎回、心の中で…
「まちのでんき屋でこの時間に店を開けるのは全国1位かな…」とつぶやく。
数分後、駅から熊野高校へ通学する第1陣目の学生たちが「ぞろぞろと…」
第2陣目、第3陣目とどんどんとその人数は増えて、8時15分にその波は終わる。
もうかれこれ約30数年間、私が平日に見る、朝の風景・ルーティーンです。
2023年が始まりました。
あけましておめでとうございます。
パナットナカマツの役割は「なに?」と聞かれたら、
私はすかさずこうお応えします。
「お客様のくらしをより良くするためのお手伝い役です。」
もちろんすべて完璧に出来るとは思いませんが
常にベストを尽くすことに変わりはありません。
もちろんこれまでの様に、家電製品や
くらしに密着した設備商品の取り扱いや修理、メンテナンスもさせて頂きます。
またそれに加え、くらしに欠かせない
「水周りのコト、家全般・外壁、屋根、床、内壁、内装・クロス、玄関や窓、外壁塗装」などや、
この先、最も気を使いたい光熱費やエネルギーのコンサルタント(相談役)などが役割りと認識しています。
この指標は今年も変わらず続けていきます。
とにかく、くらしに関してのお困りごとがあれば気軽にご相談ください♪
さて、冒頭にお店の朝のオープニング風景について触れましたが、
ほぼ毎日、同じように見える風景でも、長い年月を過ぎれば
様変わりしていることに気付かされます。
パナットナカマツは今年「創業75年目」と言う節目の年を迎えます。
昭和23年12月に先代の親父がラジオの組み立て販売を始め、
細々と起業したのが始まりです。
ラジオを組み立てて自転車に乗って行商に行ったとか…、
その後、時代の波にも乗り、店を構え、人を雇い入れ、店は大きく成長する事が出来ました。
そしてそれからまた時間は流れ、世の中の変化と共に浮き沈みしながら生き残っています。
75年間、パナットナカマツは大海原に浮かぶ小舟のごとく、大きく揺られてきたわけですね。
2018年3月吉日、私はパナソニック創業100周年をお祝いし、全国約7800店のお店の代表、
100周年寄贈品プロジェクトの代表者として、
新しく出来たパナソニックミュージアム内の式典で、
長栄会長をはじめ、幹部の方々にご挨拶させて頂きました。
「長い歴史の中で生き残れるお店や企業は力、大きさ、財力ではなく、
いかに俊敏に環境変化に対応できるかと言うコトと、
反面、不変とも言える変えてはいけない事が何かを理解するコト…」と
あいさつの中でお話させて頂きました。
そうなんですね、いくら今が充実して多くの方々から支持されていても、
それが未来永劫、続くことはなく常に環境変化と共に変わってきています。
くらしの変化、人の感性や価値観の変化、文化の変化、これをどう早く感じ取り、
柔軟に対応できるかは非常に大事なコトととらえています。
一方、この先も変えてはいけない事は先ほども申し上げたように、
自分の役割をシッカリと理解しそれを実行することです。
こんなことを再度認識しながらこの2023年も進んでいきます。
少し重い、年頭のブログになりましたが今年もこのブログ共々、
よろしくお願いいたします。