くらしの困り事・現場ファイル 「えっ!どないしょ…」シリーズ・その②

 

 

今回の「えっ!どないしょ」は、
上富田町にお住いのT様からのお問合せで
現場でたまに見かける「かなり危ない!」困り事です。

 

洋間のコンセントを交換して欲しいと御申し付けがあり、
早速コンセントを見に行きました。

 

毎年、1年間の間に古いコンセントや照明器具のスイッチ交換はかなりあります。

 

スイッチ交換の場合は「照明器具がつかない」事から交換を依頼されますが
コンセントの場合、コンセントに差してもすぐに抜ける、ゆるゆるになっている等の
事象が一番多く、たまに今回の様な電気ショートで壊れるケースも有ります。

 

これまで何度もコンセントのショートした後は見てきましたが
今回のコンセントはかなり重症でした。(-_-;) 

 

 

外観から見てもかなり強い電気ショートを起こしているのが伺えますし、
コンセントプレートやコンセント内部を見てもかなり古いタイプであることも分かります。

 

こんな時は必ずと言っていいほどコンセントの裏側までやられています。

 

 

プレートを外し、コンセントの裏側を見ると、予想取り
電気ショートの影響で
コンセント裏側に穴が開き、
おまけに配線の被覆までもが剥がれ落ち、
よくこれで済んだなぁ、と思うような状態でした。(超危険な状態でした)

 

 

幸いにT様宅にはちゃんとした漏電ブレーカーは付いているので
最悪の場合、火事にはならないと思いますが100%の保証はありません。

 

 

裏側の被覆の絶縁も直し、その上で新しいコンセントに交換させて貰いました。

 

 

今回の事例から、皆様方へのアドバイスとしては

 

写真のように電気ショートを起こして表面が焦げているコンセント

 

 

見た目だけでなくコンセントに電顕コードの先をさして「すぐに抜ける」「ゆるゆるしている」

 

写真のようにプレートのねじが「マイナスのねじ」を使っている

 

 

こんな状態のコンセントはすぐに交換をすることをおススメいたします。

 

それと、よくうちのお店にコンセントを自分で交換したり、
日曜大工の延長で配線工事をされるお父様方がコンセントや差し込みを買いに来られます。

 

固いことを言うつもりではありませんがとても危険です。

 

電気の場合、やはり目に見えないものなので私は何度か経験してますが、
たかが100Vと言っても感電した時の絶縁の状態では、
とんでもないことになる可能性もあります。

 

 

電気による火災も実際にあるので、面倒かもしれませんが私たちの様なプロにお任せください。

 

 

毎日の快適なくらしに電気は必要です。
その為には安全な状態でお使い頂くことをおススメいたします。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。