無敵・おかんを偲んで…

 

 

 

# 6月27日

# 99歳

# かわら版ナンバーワンの人気

# 数々のエピソード

# 怖いものは無い・無敵

 

 

皆さんこんにちは。
いつもつたないブログをお読み頂きありがとうございます。

 

さて、本日、6月27日は私の母親の誕生日になります。
(ブログのアップは7月1日です)

 

 

ほぼ毎月、紙ベースでお客様にお届けしている「ワクワク・かわら版」も
発刊してから間もなく20年を迎えようとしていますが、
これまでに一番、皆様方から「面白い!」と絶賛されたのが
うちのおふくろ「無敵のおかんシリーズ」になります。

 

親父が70代前半で早く亡くなった後、一人で意気消沈するようなおかんではなく、
そこから人生を謳歌するかの如く、
ひと回りも若いお友達の方々と海外へ旅行に行った話や、

 

 

晩年は病気がちで入退院や施設へ行ったりもしましたが、
それでも最後まで私とのバトルは尽きることなく続いたものでした。

 

ただ、そういった話を綴った結果、反響が大き過ぎたのかどうかは分かりませんが、
残念なことに私の姉妹達から「恥ずかしいからやめて!」とクレームが入り、
おかんの話をかわら版でアップする事を断念しました。

 

そこで今回は久しぶりに、今は亡き私の愛するおかんを偲んで
エピソードをご紹介します。

 

WATASHIHA NIHONNJINNDEARU

 

とにかく旅行と聞けばどんな手段を使ってでも強行するおかん。

おかんが何歳の時の出来事かは忘れましたが、80歳は過ぎていたと思います。

おりしも世界中でハイジャックが横行し、テロも頻繁に起きていた時の話です。

連日のようにテレビニュースで報道されていた時期、
家でテレビを見ているとハイジャックの事件について報道されています。

 

その時、横に居るおかんが少し、落ち着かない様子に私は気づきました。

「おかん、どうしたん?なんか気になるか?」

おかん「べ、別になにもないよ」

 

とその時は気のない返事。

 

すると、しばらく時間をおいてから少し、真顔で私に向かって

 

おかん「実は旅行会社にもう契約してアメリカへ行こうと思うんや」

「ほら、やっぱりな、なんか隠してると感じたわ。
いま世界中はどうなってるか分かってるよな?」

おかん「分かってるよ!」

「なら、もう答えは一つやん、お姉ちゃんらに聞かれたらめちゃくちゃ怒られるで!」

おかん………

 

そして数日後、妹から海外旅行計画の情報を得た、私の姉二人から

「なに考えてんの!あほちゃうか!」

と強く叱責されていました。

(そこまで言わんでもええのにと思いました)

ボコボコに言われ、意気消沈のおかんも流石に今回ばかりは行くことは出来へんな!
と私は思っていたのですが

 

数日後、家内に

 

「今回ばかりはおかんもこたえたようやな」と聞くと

家内「お父さん、ちょっと待って」

 

と言って自分のカバンから何かを出してきました。

 

家内「お父さん、これ見て」

 

よく見るとそれはチラシの裏紙(白い面)にムチャクチャ下手なローマ字で

WATASHIHA NIHONNJINNDEARUと書かれてました。

(私は日本人である)

 

家内「お父さん、あのね、この前お姉さんらに怒られた後、お母さんが私に

おかん「るみさん、(家内の名前)、ちょっと、ローマ字教えて欲しいんやけど

 

と言うので

 

家内「お母さん、なんで?もしかして、アメリカに行く気? また、みんなに怒られるで

おかん「うん、行く気」

 

と言うやり取りがあって

 

家内「私は仕方なしにローマ字を教えたんやけど、掃除してたらゴミ箱からこの紙が出てきたんよ」

 

その時、私は怒りよりも「腹を抱えて笑ってしまい」ました。

 

姉たちの前での意気消沈した姿は小芝居だったのか
アメリカに行くんだったら「ローマ字じゃなく英語やのに

 

そして、おかんはその後、予定通り周りの心配をよそにアメリカへ行ったのでした。

 

帰ってから私や姉たちに放った言葉は

 

「あのな、考え方が逆なんや、ハイジャックのお陰でキャンセルが多かったから
飛行機なんかガラガラでムチャクチャ快適やったわ♪

ほんでな、お前たちが心配してくれるのは嬉しいけど、
私はもうこの年やさかい、いつ死んでもかまへんね!

ハイジャックやテロなんかなんともないわ!!」

 

それを聞いた子供の私たちは「その無敵ぶりと言うか開き直り」に唖然とするばかりでした。

 

皆さんいかがでしょうか?

 

この話は数あるエピソードの中でも最強の部類の話です。

 

80歳を過ぎて海外でやらかした話

毎年、お彼岸とお盆に繰り広げられる私との壮絶バトルとは

胃の全摘出手術、直後の暴挙

 

などなど話は尽きません。

 

生前は私とよく言い争いもし喧嘩も絶えませんでしたが、
おかんとのとても懐かしい思い出を今も時々思い出します。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

もし、リクエストがある様ならおかんのエピソードをまた紹介いたします。

 

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