#嫁の策略
#娘の本当の目的
#んっ…?コラボ
#見返りを求めない心
2022年12月年末、予想外の忙しさに手ごたえと喜びを感じながら、
一人部屋で過ごしていた23日の夜…
嫁が少ししたたかさを含んだような言い方で…
(これはあくまでも私個人の感想です💦)
嫁「お父さん、明日はどうする?」
私「明日? 明日は仕事やけど…何か?」
嫁「ほら、前に言った明日は大阪で心和(みお・長女)の合唱部の発表会やし…」
私「あ~~、そうやったなぁ、で、どうしたいん?」
嫁「出来たら一緒に行って、運転して欲しいけど…」
この時の私の心の中の声は…
「あ~~、あかんあかん、もう前から何回もこのパターンで泣かされてるで…
でも、嫁の運転では大阪へはきついしなぁ…
年末に事故とか考えたくもないしなぁ
あぁ~、何で嫁と娘に甘いんやろ…」
と呟きながら、心の声とは裏腹な顔で…
私「もう、しやないなぁ、分かったよ!」
と、毎度お決まりの展開へと発展するのでした。
前回、娘が1年生の時、合唱部員が1年生2人だけで参加し見事入賞して
大盛り上がりしました。
娘が通う、中学校の正面玄関の掲示板に記念写真が貼られているほどです。
しかし、よく聞くと今回は娘は歌うのではなく応援としての参加、
一度、学校で集合し現地で再集合の予定です。
私の心配は予定外の飛び込み仕事の依頼と今日一日の予定がどうなっているか?
ということでした。
嫁に聞くと娘は応援なので発表が終わったら自由、
しかし、その後、出来れば行きたいところがあるとのこと…
「えっ、なんやねん、合唱部メインちゃうんかい!」と心の中でつぶやく私
(決して表情には出さない)
そうこうしているうちに私の安全でなおかつ、スピーディーな運転で無事到着!
すると、私をしり目にそそくさと二人は合唱部の元へ。
車に帰ってきた嫁に
私「何時から始まるんかな?」
嫁「もうすぐやけど…」
私「一緒に行った方がええかな?」
嫁「あ~~、ごめん、お父さん中に入られへんねん。」
私(あくまでも心の中で…)「ほ~ら、来た。」
嫁「この申込用紙に書いたら入れるけど…どうする?」
私「分かった、もうええから、車で待ってるわ」
この時、私は
「やっぱり今日も嫁の策略でただの専属の運転手やん!」
と言うコトを確信しました。💦
車で待つこと小一時間、私が思ったより早く終わり、ここからは自由となりました。
嫁に「この後、どうする?どこへ行ったらええ?」と聞くと
「次に行きたいのは〈温泉〉なんやけど」
2カ所候補があるとのこと。
結局、娘のその日の一番の目的は温泉施設へ行って、
アニメキャラのシールを手に入れることだったようです。
最初の予想通り、私は少しフェイク的な誘いに乗ってしまい。
ただひたすら家族の専属運転手をさせて頂いたと言うわけでした。
そんなこんなで、幸いに全てスムーズに運び、
自分が考えていたよりも早く帰ることが出来、
大阪への往復の途中、電話でご依頼いただいた仕事も
その日のうちに対応が出来てホッとしました。
夕方の5時前後、嫁実家へ預けていた息子(陽・ひかる、小学6)を
迎えに行くことに。
家への帰り道、息子が私にこんなことを聞いてきました…
陽「お父さん、今日はクリスマスイブやけど、サンタさんてほんまにおるん?」
私「なんでそう思うん?」(どうやらゲーム機のネットで何かを見た様子)
陽「結局、サンタさんはほんまは居てなくて、
お父さんやお母さんがプレゼントをくれているんちゃうかと思っている。」
私「そうかな…」
陽「だって、お父さん考えてみて、もしサンタさんがおって世界中の子供にあげる、
プレゼントを買うお金はすごい事になるで!
サンタさんって、そんなお金持ってる?」
私「ん、う~ん…💦」(内心、痛いところを突かれてしまいしばし絶句)
私「確かに陽の言うことに一理はあるな、でもな陽、それが真実やったとしたら、
少し〈夢のない話〉になれへんか?
まだサンタさんが居てると思っているちっちゃい子供たちの夢を壊すのは
かわいそうやとお父さんは思うけどなぁ。」
陽「ん~ん、確かにそうやな!夢がないのはかわいそうやな。」
私「そうやろ、だったらこの話の続きはなしにしておこか。」
陽「わかった、そうするわ。」
と、陽とのこんなやり取りをしながら…、
親バカな私は息子の成長ぶりに感心していました。
そして、私は、
「陽でもサンタは居てへんと分かったくらいやから、心和(娘)も当然やな…」
と勝手な解釈をしてしまい、その後、その解釈がえらい事になることを
この時の私は知りませんでした。
24日、イブの夜、子供たち二人にはちゃんとプレゼントも用意し、
今回は嫁に私からプレゼントも用意しました。
そうなんです!! 誰も言ってくれないので自分で言うしかないのですが、
この日の私は朝から「文句のつけようのない頑張り、満点パパでした。」
この時点で家族からは何もありませんがきっと私にもサンタさんが来るはず…
と、大の大人とは思えない「見返りを期待していた」あほな私でした。
夜中の2時頃だったでしょうか、トイレで目が覚め、行こうとすると階段横の廊下に
「赤い椅子に乗せたケーキと水色の封筒」が置かれていました。
封筒の表面には「サンタさんへ」と書かれ、
さらに裏面は「お疲れ様です。ケーキは召し上がってください。」と
書かれていました。
もうこの時点で私の頭の中は「お~~~、分かってるやーん♬」のウキウキ気分♪
嫁と娘が考えたのか知らへんけど「なかなかの演出やな!」
息子もサンタはおらへんと言うてたし「家族から私へのプレゼント」やと思い、
甘いものは苦手やし夜中なので「せっかくの気持ちに応えたい」ので
ケーキを一口だけかじって、
封筒に「ありがとう。」とだけ書いてニコニコ顔で再び、眠りにつきました。
朝の6時ごろの事でしょうか…ベッドでウトウトとしていると…、
娘が急に部屋に入って来て、怒った様子で
「お父さん、廊下に置いていたケーキ食べた!?」
その瞬間、私は自分の解釈が間違っていたことを瞬時に察し、思わず、
「し、知らんけどどうしたん?」 と噓をついてしまいました。
すると娘は「せっかくサンタさんにケーキ用意したのに…」
冷や汗ものの私は
「そ、そ、そんなことないやろ、きっとサンタ食べたんちゃうか💦」
娘は「そうかな…」と納得のいかない様子で自分の部屋に帰りました。
結局、廊下に置いていたケーキは私へのねぎらいでも何でもなく、息子とは違い、
ガチでまだサンタさんが居る事を信じている娘がしたことでした。
もちろんその時の私の心中は…
「何やねん(涙)」
と言う情けないもので、2022年は涙😢のクリスマスとなりました。
(終わり)